エネルギー診断後の状況
報告書で造粒設備・乾燥設備等の用途別CO2 排出量割合が全体の54%と大きな割合であることに、あらためて対策の重要性を認識していただき、製造業者と協調しながら、対策を実施しました。空気比改善やエア漏れ改善などの「ムダ」、照明器具のLED 化やトップランナー変圧器の「高効率化」については早急に着手しました。
診断員からのメッセージ
省エネが進む事業者様の多くは「問題点は分かっている」という認識があります。
当該事業所もエネルギー使用量が大きい造粒工程の設備の電動機の稼働状況や移送搬送の方式について、改善の方法を模索していました。この認識こそ、質の高い製品を常に研究する、探究心に共通するものであり、改善を継続する原動力になっていきます。製造設備はプラントメーカーが主導する場合が多く、改善案を容易に受け入れない事業所様が多いのですが、「自らがより良い製品づくりのため、装置を変えてゆく」という気概に大いに感心いたしました。
具体的な診断内容などは、診断員の感想(PDF)をご覧ください。