
【製造業必見】脱炭素・省エネ補助金を有効活用して工場設備を更新する方法 ~補助金で進める、工場の省エネ・設備更新~
- プラスチック製品製造業
- 金属製品製造業
- 設備更新をしたい
- 補助金を活用したい
- 印刷業
- 建設業(鉱業、砕石業含む)
2025/04/24
製造業の現場で広がるエネルギーコストの課題
製造業の現場では、エネルギーコストや老朽設備に関する課題が日々積み重なっています。
「本当は更新したいけど費用面で後回しにしている」「今の設備が補助金の対象になるか分からない」といったお悩みはありませんか?
本記事では、ESJ(エネルギーソリューションジャパン)が支援してきた多数の製造業現場での経験をもとに、業種ごとに補助金の対象となりやすい設備や取り組み例をご紹介します。
2024~2025年度対応|製造業向けの主な補助金制度
経済産業省:省エネルギー投資促進支援事業費補助金
【対 象】高効率機器への更新、省エネ診断、運用改善機器
【補助率】中小企業で最大1/2(一般企業は1/3程度)
※経産省省エネ補助金については、こちらでも詳しく解説しています。
※ESJの補助金申請支援はこちらです。
環境省:SHIFT事業(炭素技術等による工場・事業場の省CO2化加速事業)
【対 象】
1. DXシステムを用いたCO2削減対策支援
2. 設備機器・システムの改修
【補助率】
1. 3/4以内(最大200万円)
2. 中小企業は原則1/2以内(導入技術により異なる)
※詳細は下記執行団体のサイトをご確認ください。
経済産業省 執行団体:一般社団法人環境共創イニシアチブHP⇒ https://sii.or.jp/
環境省執行団体:一般社団法人温室効果ガス審査協会HP ⇒ https://www.gaj.or.jp/eie/shift/
業種別に見る補助金対象の設備・改善例と活用ポイント
1.金属加工業(機械加工、鋳造、表面処理など)
- コンプレッサーの高効率化(インバータ制御、漏洩対策)
- ボイラー更新(高効率貫流ボイラー、排熱ボイラー)
- 空圧・油圧機器の効率改善
- 熱処理炉の断熱・燃焼制御の高度化
💡補助金活用のポイント
消費エネルギーが大きい圧縮空気・熱源設備の対策が費用対効果の面でも優先度が高く、補助対象になりやすい傾向にあります。
2.印刷業(オフセット印刷、グラビア印刷など)
- インク乾燥装置の燃焼効率向上・電気式への更新
- プレート現像機の更新(廃液削減型、自動制御型)
- 空調設備の更新とゾーン管理による省エネ
- 工場全体のエネルギー使用量見える化システムの導入
💡補助金活用のポイント
乾燥装置や空調設備は印刷工程での主なエネルギー消費源であり、補助金による効率改善が効果的です。
3.プラスチック成型業(射出成形、押出成形など)
- 成型機の電動化(油圧→電動サーボ機)
- モールド温調機のインバータ化
- 高効率チラーと負荷制御
- 排熱利用や断熱強化
💡補助金活用のポイント
熱と電力を多用するプロセスが多く、設備単体よりも“組み合わせ対策”による補助対象が広がります。
4.砕石業・骨材製造業(クラッシャー、選別工程を含む)
- コンベア・破砕機のインバータ制御化
- 高効率変圧器の導入
- 集塵ファンの制御見直し
- EV車両の導入 ※一部事業で対象
💡補助金活用のポイント
単純な動力機械が多いため、負荷に応じたインバータ制御や稼働時間の最適化による電力削減が有効です。
補助金申請の第一歩は「エネルギーの見える化」から
補助金の対象になりそうな設備のイメージは湧いてきましたでしょうか。「ウチの設備は古いけど、どこをどう更新すればいいのか…」「補助金対象になるのか見当がつかない」——そんな場合には、まずは現状のエネルギー使用量を見える化することが第一歩です。
エネルギーコスト削減を実現するために、まずはエネルギー使用量を見える化して、設備更新の計画を立ててみませんか?
設備更新のご相談はこちらから。
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